【医師が解説】韓国と日本の美容医療コストの違い|本当に高いのはどっち?

美容医療コスト 美容という究極
Dr.オーラ
Dr.オーラ

意外にも、韓国人は美容にケチっているようです。

韓国の女性は美容にお金をかけている。
そんなイメージ、ありませんか?

人のことや、「平均」というのは常に気になりますよね
「平均だからいっか」とか「平均より少ないからいっか」とか
妥協の基準となることもしばしば

妻がなんどもなんども見ていたドラマがこれ⬇️「愛の不時着」
もはや知らない人はいないレベルの名ドラマに

けれど、実際に医師として韓国と日本の美容医療文化を比較してみると、
見えてくるのは意外な事実です。

今回は、IPLやレーザートーニング、水光注射などの美容皮膚科治療を中心に、
両国での医療費・美容投資の実態を、具体的な数字とともにお伝えします。

この記事でわかること
・韓国と日本の美容医療にかける一人あたりの年間コスト
・各国で人気の美容施術の価格比較
・なぜ韓国の方が安く見えるのか、その理由
・美容費を「高くても無駄にしない」ための考え方

一人あたりが美容医療にかけるコスト比較(年間)

年間平均支出(目安)月額換算備考
日本約¥150,000〜¥250,000¥12,000〜¥20,000定期通院者の平均。単発利用の人は下回る
韓国約¥60,000〜¥180,000¥5,000〜¥15,000トライアル・パッケージ利用者が多く、コスト抑制傾向

韓国の方が「クリニックに通っている人が多い」ように見えて、
実際には“必要最小限の治療”でコストを抑えている人が多いのが特徴です。
これは韓国人がケチだから、という人もいますが、
美容医療に関して合理的だからかもしれません。
必要なもの、不要なもの。
クリニックでしか解決しないもの、自宅でケアするもの
それらの判断基準・線引きが明確なのかもしれません。

各種美容皮膚施術の価格比較(1回あたり)

施術名日本(平均相場)韓国(平均相場)
IPL光治療¥20,000〜¥30,000¥2,000〜¥10,000(20,000〜100,000ウォン)
レーザートーニング¥30,000〜¥50,000¥5,000〜¥15,000(50,000〜150,000ウォン)
水光注射¥30,000〜¥60,000¥10,000〜¥20,000(100,000〜200,000ウォン)

※価格は為替レート・部位・使用薬剤・機器・施術者レベル等で変動します。
日本でも韓国でもクーポンを利用すれば上記の治療はぐっと価格は抑えられます。

韓国で美容医療が安価にできる理由

  • 医療機関の競争が激しく、価格競争が起きやすい
  • トライアル価格・定額制・パッケージ割引が豊富
  • 医療用機器・薬剤の導入コストが比較的安価
  • 美容医療へのアクセスが広く、ボリュームディスカウントが効く

消費者の目が厳しく、競争が激しいことで
定期的な肌管理(IPL、トーニング、水光注射など)を数千円単位で行うことが
可能になっています。

日本では美容皮膚科や美容外科の開業数が年々増加しており、特にここ数年で約4割近く増えたというデータもあります。価格競争も激化しており、「肌治療」の価格崩壊は近いのかもしれないです。

高くても安くても、「無駄にしない」考え方が大切

日本の方が高いから損、韓国が安いから得
──という単純な話ではありません。

肌にとって本当に必要なケアを、適切なタイミングで行うこと。

これが、美容医療の本質です。

  • 高額でも効果的な治療であれば十分価値がある
  • 安くても合わない・回数が多すぎる施術は逆効果
  • 自助努力(ホームケア)をしっかり行うことで、医療のコストを最小化できる

まとめ|賢い美容医療の選び方は「金額」ではなく「戦略」

韓国の女性たちは、医療をうまく使いながらも、
肌を整えるのはあくまで自分自身。

日常ケアの質を高め、
医療はピンポイントで活用することで、
結果的に美容費を抑えています。

日本でもその考え方を取り入れることで、

  • 無駄な出費を防ぐ
  • 長期的に肌を守れる
  • コストパフォーマンスの高い美容ができる

今、自分がかけている美容費は「肌にとって必要な投資」になっているか?
それを見直すことから、美肌への第一歩が始まります。

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