
化粧品会社の社長は自社製品を使わないと都市伝説があります
「化粧水って使ったほうがいいの?」
「毎日なんとなく使っているけれど、本当に意味があるのか分からない…」
そんな疑問を感じたことはありませんか?
美容情報が溢れる現代、スキンケアに正解があるのかすら迷ってしまいますよね。
実際、化粧水を使うべきかどうかは肌質や生活環境によって大きく異なります。
この記事では、
医師としての視点から「化粧水が本当に必要かどうか」を
肌の構造・科学的根拠・ライフスタイルに基づいて分かりやすく解説していきます。
あなたの肌に本当に必要なスキンケアとは何か、一緒に考えてみませんか?
化粧水の役割とは?医師が解説
「化粧水って、結局なにをしているの?」
スキンケアを見直したいと考えるとき、最初に浮かぶ疑問かもしれません。
結論から言えば、化粧水の役割は“肌の水分補給”と“次に使うアイテムのなじみを良くする”ことです。
ただし、その効果や必要性は人によって大きく異なります。
肌の構造と「潤い」の関係
私たちの肌の最も外側にある「角質層」は、わずか0.02mmほどの薄さ。
その中で**水分を保持し、外的刺激から守る“バリア機能”**を担っているのが、
**細胞間脂質(セラミド)や天然保湿因子(NMF)**です。
この角質層の水分が不足すると、肌は乾燥し、ひび割れや炎症が起きやすくなります。
化粧水は、この角質層に一時的に水分を届けるために使われます。
化粧水は「水」だけじゃない
近年の化粧水は単なる“水分”ではありません。
保湿成分としてよく使われるのは以下のようなもの
ヒアルロン酸:水分保持力に優れ、ふっくらとした肌に
グリセリン:肌の内側に水分を引き寄せる作用
セラミド:バリア機能を補い、水分蒸散を防ぐ
実際、ある調査ではヒアルロン酸やセラミドを含んだ化粧水を1日2回・1か月使った結果、
「乾燥」「なめらかさ」「肌あれ」などの項目で有意な改善が見られたと報告されています。
「ブースター」としての役割も
化粧水には、
次に使う美容液や乳液、クリームの浸透を助ける“導入液”としての役割もあります。
肌に水分を与えることで表面が柔らかくなり、
油分や有効成分がなじみやすくなるのです。
ただし、これは「必ず必要」というわけではなく、
肌質や使用するアイテムの構成によっては“不要”な場合もあることを知っておきましょう。
医師としての見解:必要かどうかは「肌次第」
どの化粧水がいいですか?
その化粧水が自分に合っていますか?
答えは、「肌の状態によります」。
個人差があるゆえに
申し訳ないですがこのような回答に帰結します。
それでも一定のグループ分けは可能で、
乾燥肌や敏感肌:肌の水分保持力が弱いため、化粧水での水分補給は効果的
脂性肌・ニキビ肌:水分だけでなく“油分のコントロール”が重要
バリア機能が保たれている肌:無理に化粧水を加える必要はないことも
つまり、「なんとなく」ではなく「目的を持って使う」ことが大切です。
このように、化粧水は肌に潤いを与えると同時に、スキンケア全体の“土台”を整える存在。
ただし、肌の状態や使い方を誤れば、逆効果になることもあるため注意が必要です。

もちろん、化粧品会社の社長は自社製品を必ず自分で試しているようです。


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