夏が近づくと、日差しの強さが気になりはじめます。
日焼け止めはもう塗っている、という方も多いでしょう。でも、それだけで十分でしょうか。
わたしは形成外科医として、紫外線による皮膚へのダメージを日常的に診ています。そして徒歩通勤をしている身として、今年も「あの暑さをどう乗り切るか」をリアルに考えています。
そんなわたしが昨年から取り入れて、正直「もっと早く使えばよかった」と思っているアイテムがあります。それが日傘です。
「日傘って、女性のものじゃないの?」
そう思っている男性の方にこそ、読んでいただきたい記事です。
✍️ この記事を書いた人
Dr.オーラ|形成外科医
大学病院で形成外科・美容外科医として勤務。
忙しい外来ではなかなか細かく説明しきれないこともあると感じています。そんな外来診療で話そびれた、聞きそびれたプラスアルファを中心に発信しています。より良い日常のために少しでも役に立てば幸いです。
※この記事にはPRが含まれています。
紫外線と近赤外線——日差しには2つの「敵」がある
日差しが肌や体に与えるダメージは、大きく2種類に分けられます。
紫外線(UV):肌への直接ダメージ
紫外線はよく知られているように、シミ・そばかす・日焼け・そして長期的には皮膚がんのリスクにつながります。日焼け止めが有効なのはこちらです。
近赤外線:熱として体を温める
一方であまり知られていないのが、近赤外線の存在です。
太陽光には、目に見えない波長の光が複数含まれています。その中で「熱を発生させる」のが近赤外線です。肌に直接ダメージを与えるというより、体温を上昇させることで熱中症のリスクを高めるのがこの光の厄介なところです。
日焼け止めは紫外線をカットしますが、近赤外線には効果がありません。
日傘はこの両方を物理的に遮ることができる、唯一のアイテムです。
医師として言えば、夏の炎天下を日傘なしで歩くのは、日焼け止めを塗っていても「熱中症対策」という観点では不十分です。それは皆さんも夏場に体感していることでしょう。
男性が日傘を使わない理由、わかります
「なんとなく恥ずかしい」「女性っぽい」「周りが使っていない」
正直、わたしも最初はそう思っていました。
でも考えてみてください。真夏の炎天下、体感温度が40℃を超える日に、帽子だけで歩くことと、日傘を差すこと。どちらが体への負担が少ないか。
答えは明らかです。
実際に使ってみると、あの「日差しが肩に乗ってくる感覚」「ジリジリくるあの暑さ」なくなります。傘の下に入った瞬間の涼しさは、使ったことのある人にしかわからない感覚かもしれません。
近年は男性向けの晴雨兼用タイプも増えており、「日傘を差す男性」は都市部ではもはや珍しい光景ではありません。
遮光率の違いを知っておこう
日傘を選ぶうえで最初に目に入るのが「遮光率」の数字です。
99%台(一級遮光)
日常使いには十分な性能です。晴雨兼用の折りたたみタイプに多く、コンパクトに持ち歩けます。**男性が最初に選ぶなら、このタイプが現実的です。**雨傘としても使えるため、バッグに常備しておいても邪魔になりません。

僕もこの晴れ雨兼用の折りたたみタイプを愛用しています。
100%(完全遮光)
可視光線をほぼ完全にカットします。傘の下が明らかに暗く、日差しをしっかり遮っている実感があります。長傘タイプが多く、紫外線対策を本格的に行いたい方に向いています。女性に特におすすめしたいのはこちらです。
わたし自身は99%台の晴雨兼用折りたたみを使っており、妻は100%の長傘を使っています。使い比べると、100%のほうが傘の下の体感温度が低く感じます。ただ男性にとっては折りたたみの手軽さのほうが「毎日持ち出す」ハードルを下げる意味で重要だと思っています。
実用性重視で選ぶ:男性におすすめの晴雨兼用傘
Wpc. UVO(ウーボ)折りたたみ傘
傘専門ブランド「ワールドパーティー」の定番モデル。遮光率・UVカット率ともに99.99%以上、遮熱率も高く、晴雨兼用としての信頼性が高いです。デザインもシンプルで男性でも持ちやすく、Amazonでも人気の安定した選択肢です。
Waterfront ZENTENKOU 折りたたみ傘
「全天候型」を謳う名前どおり、日差し・雨・風すべてに対応した設計。遮熱率はトップクラスで、通勤で毎日使いたい方に向いています。シンプルな見た目で、ビジネスバッグにも馴染みます。
ユニクロ UVカットコンパクトアンブレラ(遮熱)
「日傘ってどんなものか試してみたい」という方への入門機として最適。東レとの共同開発で遮熱機能も備え、¥3,990とコストパフォーマンスが高い。まずここから始めて、気に入ったらステップアップするのも良い選択です。
<– リンク:ユニクロ公式 –>
デザインにもこだわりたい方へ
実用性は大前提として、「どうせ持つならかっこいいものを」という気持ちはよくわかります。
Snow Peak スノーピークアンブレラ
アウトドアブランドとしてのデザイン性と機能性を兼ね備えたモデル。「日傘を差している」というより「アウトドアギアを持っている」という雰囲気になるのが男性には受け入れやすいと思います。アウトドア好きな方に特におすすめです。
▶︎アンブレラUL(UG-135-EC) 親骨にカーボンを採用した超軽量モデルで、重さはわずか150g。収納時22cmとコンパクトで、カバンに入れても存在を忘れるほどです。アウトドアシーンはもちろん、荷物を増やしたくない通勤にも向いています。
▶︎アーバンアンブレラ(UG-295) 2025年発売の新モデルで、街使いの快適さを追求した設計です。生地裏のPET樹脂シートにより、閉じるときに骨が自然にまとまってスムーズに折りたためます。ハンドルはテーブルの端に掛けられる形状で、カフェや会議室でも置き場所に困りません。
D-VEC ALLWEATHER SHADING UMBRELLA
DAIWAのフィッシングロッドで使われるカーボンテクノロジーを傘に応用した、かなり本気のスペック。軽量・高剛性で遮光率99.99%以上。¥15,000以上と価格は張りますが、「道具に投資する」という考え方の方に刺さる一本です。
パートナーへのプレゼントとしても:女性向け100%遮光の日傘
ここからは、女性へのプレゼントや、女性自身が選ぶ方向けの情報です。
「日傘に1万円以上は高い」と感じる方もいるかもしれません。でも、女性は意外とこのカテゴリに投資します。わたしの妻もそうです。
理由は明確で、良い日傘は毎日使うもので、使うたびに「紫外線から肌を守れている」という安心感があるからだと思います。形成外科医としても、この判断は正しいと思っています。肌ケアは治療より予防のほうが圧倒的にコスパが良く、日傘はその最たる例です。
JILL STUART 折りたたみ日傘(サマーシールド)
東レのサマーシールド生地を使用した本格派。遮光率99.99%以上、耐水圧20,000mm超の高スペックに、ジルスチュアートらしいデザインが加わった一本。誕生日や記念日のプレゼントにも喜ばれます。
Wpc. 最強の日傘 UVO 長傘
遮光率・UVカット率100%、遮熱率89%以上という高性能モデルの長傘版。天然木の持ち手がエレガントで、機能とデザインを両立したい女性に向いています。
まとめ:日傘+日焼け止めが夏の最強コンビ
日傘は「女性のアイテム」ではなく、熱中症と紫外線から体を守る医療的観点から見ても有効な手段です。
- 紫外線 → 日焼け止めでケア
- 近赤外線(熱) → 日傘で物理的に遮る
この2つを組み合わせることで、夏の徒歩通勤や外出が格段に楽になります。
男性の方はまず晴雨兼用の折りたたみタイプから。抵抗感は最初だけで、使い始めると手放せなくなるはずです。
今年の夏、ぜひ一本試してみてください。
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