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中学生・高校生になると、日焼け止め選びは少し難しくなります。
一方で、特に肌悩みはなく、
「とりあえず使いやすいものを1本選びたい」
という子も多いと思います。
この年代の日焼け止めで大切なのは、単純にSPFやPAの数字が高いものを選ぶことではありません。
どれだけ性能が高くても、使用感が嫌で塗らなくなれば意味がありませんし、屋外の部活では汗や水に強いことも重要です。ニキビが気になる顔と、首・腕・脚では、同じ日焼け止めにこだわらず使い分けた方がよいこともあります。
そして中高生の場合、毎日のクレンジングまで習慣にするのは少しハードルがあります。
そこでこの記事では、原則として石けんや普段の洗顔料・全身洗浄料で落とせる製品を候補にしながら、
という5つのケースに分けて、日焼け止めを提案していきます。
「中高生にはこれが一番」と1本に決めるのではなく、その子が実際に使い続けられるものを選ぶ。
それが、中高生の日焼け止め選びでは一番大切だと考えています。
- 中高生でも紫外線対策は必要?|ダメージは少しずつ積み重なる
- SPF50+なら何でもいい?|数字より「使う場面」で考える
- 部活をするなら|SPFだけでなく「耐水性」も見る
- 中高生では「落としやすさ」も大事
- ニキビがあるなら|顔と体を同じ1本にしなくてもいい
- そして一番大事なのは|本人が使い続けられること
- 中高生の日焼け止め|5つのケースから選ぶ
- CASE 1|ベタつくと使わなくなる子には
- CASE 2|部活・汗・水に強いものが必要な子には
- CASE 3|ニキビ・脂性肌が気になる子には
- CASE 4|特に悩みがない。「とりあえず1本」なら
- CASE 5|学校に持っていく「塗り直し用」の1本なら
- 小学生から中高生へ|日焼け止め選びも少しずつ変わる
- まとめ|中高生の日焼け止めは「その子が続けられるもの」を選ぶ
中高生でも紫外線対策は必要?|ダメージは少しずつ積み重なる
中学生・高校生の肌は若く、シミやたるみといった紫外線の影響を実感することはまだ少ないと思います。
ただ、紫外線による肌への影響は、強い日焼けをしたときだけ起こるものではありません。
通学、体育、部活動、休日の外出など、日常の中で浴びる紫外線も少しずつ積み重なっていきます。
だからといって、中高生のうちから高価な日焼け止めを何種類も使ったり、完璧な紫外線対策をする必要はありません。
大切なのは、
という習慣をつくることです。
帽子や日傘を使える場面では、それらを併用するのもよいでしょう。
日焼け止めだけですべてを防ごうとするのではなく、無理なく続けられる紫外線対策を生活の中に入れることが基本です。
小学生くらいまでの子どもの日焼け止めについては、選び方が少し異なるため、別記事で詳しくまとめています。
SPF50+なら何でもいい?|数字より「使う場面」で考える
日焼け止めには、SPFやPAという表示があります。
簡単にいうと、SPFは主にUV-B、PAはUV-Aを防ぐ程度を示す目安です。
ただ、中高生の日焼け止め選びでは、数字を細かく覚えるより、
通学や短時間の外出が中心なら、必ずしも毎日もっとも高い数値の日焼け止めでなければならないわけではありません。
一方で、
などは、SPF50+・PA++++程度の高い紫外線防御力を持つ製品が選びやすくなります。
ただし、ここで大切なのが、
SPF50+だから、それだけで安心というわけではない
ということです。
汗で落ちたり、塗る量が少なかったり、朝一度塗っただけで夕方までそのままにしていれば、本来の性能を十分に活かせないことがあります。
中高生の場合は、数字の高さだけでなく、実際の生活の中で使えるかどうかまで考えて選ぶことが大切です。
部活をするなら|SPFだけでなく「耐水性」も見る
中高生の日焼け止め選びで、大人以上に意識したいのが汗や水への強さです。
サッカー、野球、テニス、陸上など、屋外で汗をかく部活では、せっかく朝に日焼け止めを塗っても、汗や摩擦によって落ちてしまうことがあります。
そのため、屋外活動が多い子では、SPF・PAだけでなく、
も確認したいポイントです。
特に真夏の部活動や海・プールなどでは、UV耐水性★★の製品は選択肢にしやすくなります。
逆に、ほとんど室内で過ごす日まで、毎日高耐水性の日焼け止めを使う必要はありません。
つまり、
通学用と部活用で、同じ日焼け止めにこだわらなくてもよい
ということです。
このように使い分けても問題ありません。
中高生では「落としやすさ」も大事
大人であれば、日焼け止めやメイクを落とすために毎晩クレンジングを使う人も多いと思います。
しかし中高生の場合、
日焼け止めを塗る→夜にクレンジングする→そのあと洗顔する
という工程が増えると、それだけで面倒になってしまうことがあります。
日焼け止めは、買っただけでは意味がありません。
毎朝塗って、夜きちんと落とすところまで続けられることが大切です。
そこでこの記事では、原則として、
を候補にしています。
最近は、ウォータープルーフでも石けんや洗顔料で落とせる設計の製品が増えています。
ただし、「石けんで落とせる」と書かれていても、重ね塗りの量や皮脂、ほかの化粧品との組み合わせによっては落ちにくく感じることもあります。
洗ったあとに明らかな膜感が残る場合には、無理にこすらず、必要に応じてクレンジングを使いましょう。
ニキビがあるなら|顔と体を同じ1本にしなくてもいい
日焼け止めを塗るとベタつく。
テカリが増える気がする。
ニキビがあるところに何を塗ればよいかわからない。
こうした悩みがある場合、無理に「顔も体もこれ一本」で済ませる必要はありません。
むしろ、
と分ける方が合理的なこともあります。
顔では、ノンコメドジェニックテスト済みの製品や、ニキビ肌向けとして設計された製品を候補にできます。
一方、腕や脚まで高価な顔用UVを使う必要はありません。
部活などで毎日広い範囲に塗るなら、体は大容量で価格の手頃な日焼け止めにする。
という考え方も、中高生にはおすすめです。
そして一番大事なのは|本人が使い続けられること
ここまでSPF、耐水性、落としやすさ、ニキビについて説明してきました。
でも、中高生の日焼け止め選びで、最終的に一番大切なのは、
本人が実際に使うかどうか
だと思います。
親が「これが一番性能が高い」と思って買っても、
そう感じて使わなくなってしまえば意味がありません。
反対に、少し価格が安くても、
と思える製品なら、それはその子にとってかなり良い日焼け止めです。
だからこの記事では、「中高生の日焼け止めランキング」を作るのではありません。
ここからは、
という5つのケースに分けて、その子ならどんな日焼け止めを選ぶとよいかを提案していきます。
中高生の日焼け止め|5つのケースから選ぶ
ここからは、いよいよ具体的な商品を見ていきます。
大切なのは、「一番おすすめの商品」を探すことではありません。
今回はそれぞれのケースで、候補を2つ程度に絞って紹介します。
なお、特に肌悩みがなく「どれでもよさそうで迷う」という場合は、無理に高価なものを選ばなくても構いません。
性能が十分で、使いやすさにも大きな差を感じないなら、価格が安く、惜しまず使える方を選ぶという考え方も十分合理的です。
CASE 1|ベタつくと使わなくなる子には
ニベアUV ウォーターエッセンスEX
SPF50+・PA++++、UV耐水性★★。顔・体に使えて、普段の石けん・洗顔料で落とせます。
特徴は、かなりみずみずしく、日焼け止めを塗ったあとの重さを感じにくいこと。メーカーも「肌と一体化するような軽さ」「べたつきが気にならない」としています。(ニベア)
スキンアクア スーパーモイスチャージェル
こちらもSPF50+・PA++++、UV耐水性★★、顔・体用で石けんオフ。
水のようなつけ心地に加えて、110gと大容量なのが強みです。顔だけでなく首や腕まで毎日使いやすく、惜しまず塗れます。(ロート製薬オンラインショップ)
CASE 2|部活・汗・水に強いものが必要な子には
アネッサ パーフェクトUV マイルドミルク NA
SPF50+・PA++++、UV耐水性★★の顔・体用。
アネッサの中でもマイルドシリーズに位置づけられており、強い紫外線対策と肌への配慮を両立したい場合に選びやすい製品です。60mLなので、部活用としても現実的なサイズです。(資生堂)
NOV UVシールドEX
SPF50+・PA++++、UV耐水性★★。ウォータープルーフながら石けんで落とせます。
紫外線吸収剤不使用、無香料・無着色で、顔にも体にも使用できます。(ノエビアグループ)
CASE 3|ニキビ・脂性肌が気になる子には
顔には|NOV ACアクティブ デイクリーム UV
これは単に「ニキビ肌でも使えそう」という製品ではなく、にきび肌向けのACアクティブシリーズの日中用クリームです。
SPF32・PA++++。皮脂吸収パウダーを配合し、有効成分グリチルレチン酸ステアリルでニキビや肌荒れを防ぐ医薬部外品。ノンコメドジェニックテスト済みで、石けんで落とせます。(ノエビアグループ)
体には|スキンアクア スーパーモイスチャージェル
首・腕・脚には、CASE1で紹介したスキンアクアで十分です。
110gの大容量で、SPF50+・PA++++、UV耐水性★★。体に毎日使うなら、高価な顔用UVを全身に使うより、惜しまず塗れる製品を分けて使う方が合理的です。(ロート製薬オンラインショップ)
つまり、
この使い分けでよいと思います。
CASE 4|特に悩みがない。「とりあえず1本」なら
肌トラブルもなく、部活で特別に強い耐水性を求めるわけでもない。
そんな場合は、日焼け止め選びを難しく考えなくて大丈夫です。
スキンアクア スーパーモイスチャージェル
SPF50+・PA++++、UV耐水性★★、顔・体用、石けんオフ。110gと容量も十分です。(ロート製薬オンラインショップ)
ニベアUV ウォーターエッセンスEX
こちらもSPF50+・PA++++、UV耐水性★★、顔・体用、石けんオフ。80gで、軽い使用感が特徴です。(ニベア)
この2本なら、
店頭で安い方を選んでOK。
くらいでよいと思います。
数百円の違いや細かな成分差に悩むより、毎日きちんと塗って、なくなったら気軽に買い足せることの方が中高生には大切です。
CASE 5|学校に持っていく「塗り直し用」の1本なら
朝きちんと塗っても、体育や昼休み、部活まで考えると塗り直しが必要になることがあります。
ただし、学校へ大きなボトルを何本も持っていくのは現実的ではありません。
そこで条件は、
です。
NOV UVローションEX
この条件にかなり合うのがNOV UVローションEX。
35mLとコンパクトで、SPF32・PA+++、UV耐水性★★。顔・体に使えるさらっとしたローションタイプで、ウォータープルーフながら石けんで落とせます。(ノエビアグループ)
SPF50+ではありませんが、「持っていかなくなる大きな日焼け止め」より、実際に持ち歩いて塗り直せる方が意味があります。
ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス
もう少し紫外線防御力と耐水性を重視するなら、こちらも候補です。
SPF50+・PA++++、UV耐水性★★、顔・体用で石けんオフ。メーカーが「塗り直しても、重ねても軽い」としているエッセンスタイプなので、学校で重ね塗りする用途との相性がよい製品です。(花王公式通販【My Kao Mall】)
小学生から中高生へ|日焼け止め選びも少しずつ変わる
小学生までは、保護者が日焼け止めを選び、塗ってあげる場面も多いと思います。
一方で、中学生・高校生になると、通学や部活動、友人との外出など、本人が自分で塗る・持ち歩く・塗り直す場面が増えてきます。
そのため、日焼け止め選びの基準も少しずつ変わります。
子どものうちは、肌への使いやすさや落としやすさを中心に考える。
年齢だけで明確に線を引くというより、**「誰が塗るのか」「どんな生活をしているのか」**に合わせて選び方を変えていくと考えるとわかりやすいでしょう。
幼児・小学生の日焼け止めについては、こちらの記事で詳しくまとめています。
→ 形成外科医が選ぶ|子どもの日焼け止めおすすめ5選【幼児・小学生向け】
また、高校生以降でスキンケアや化粧下地としての日焼け止めも重視するようになったら、大人向けの記事も参考になります。
→ 【形成外科医が選ぶ】市販の日焼け止めおすすめ5選|肌にやさしく毎日使いやすいものを比較

まとめ|中高生の日焼け止めは「その子が続けられるもの」を選ぶ
中高生の日焼け止め選びでは、SPFやPAの数字だけを見ても、その子に合う1本は決まりません。
ベタつくのが苦手な子。
屋外の部活で汗をたくさんかく子。
ニキビや皮脂が気になる子。
特に悩みはなく、とりあえず使いやすいものを探している子。
大切なのは、その子が何に困っているのかを先に考えることです。
使用感が嫌で塗らなくなるなら、軽いジェルやエッセンスタイプ。
汗や水にさらされるなら、SPFだけでなく耐水性も重視する。
ニキビが気になるなら、顔はニキビ肌向け、体はコスパのよいものと使い分ける。
特に悩みがなければ、高価な製品にこだわらず、十分な性能があって惜しまず使えるものを選ぶ。
そして学校で塗り直すなら、バッグに入れても負担にならない1本を用意しておく。
中高生では、こうした現実的な選び方の方が長く続きます。
日焼け止めは、一度塗れば終わりではありません。
朝に塗り、必要なら塗り直し、夜はきちんと落とす。
だからこそ、
それが、中高生のUVケアでは一番大切だと考えています。


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