男性こそ日焼け止めを使うべき理由と、さらっと使えるおすすめ3選【形成外科医が厳選】

スキンケア・美容医療

40代になって、若いころの日焼けをちょっと後悔しています

突然ですが、私自身の話をさせてください。

学生時代から社会人にかけて、屋外スポーツをずっと続けていました。日焼けは「健康的で男らしい」というイメージで、日焼け止めをまともに使ったことはほとんどありませんでした。

40代になった今、鏡を見るたびに「あのころ少し気をつけていれば」と思うことがあります。シミを見て、肌のくすみを見て——あれだけ浴びてきた紫外線のことを思い出します。

形成外科・美容医療を専門とする医師として働きながら、同時に自分もその「後悔組」のひとりです。だからこそ、今年はしっかり日焼け止めを使おうと決めました。

この記事は、そういう「別に気にしてなかったけど、ちょっと気になりはじめた」という男性に向けて書いています。

この記事のポイント
男性こそ、日焼け止めを「習慣」にした方がいい
シミ・くすみ・たるみの多くは、若いころからの紫外線ダメージの積み重ねで目立ってきます。治療よりも、毎日の予防の方が現実的です。
男性の日焼け止め選びは「続けやすさ」が最優先
SPFの高さだけでなく、ベタつかない、白浮きしない、洗顔で落とせることが大切です。毎日使えるものを選ぶ方が、結果的に効果につながります。
まず試すなら、さらっと使える日焼け止めからで十分
この記事では、ビオレUV、オルビス ミスター、Holo Bellの3つを、使いやすさ・皮脂対策・成分設計の違いから比較しています。

✍️ この記事を書いた人

Dr.オーラ

Dr.オーラ

形成外科専門医(日本形成外科学会)|臨床経験15年以上

大学病院で形成外科・美容外科医として勤務。忙しい外来では話しきれないプラスアルファを、科学的根拠にもとづいて発信しています。

※本記事には、アフィリエイト広告・PR案件が含まれています。掲載商品・クリニックの選定にあたっては、成分の科学的妥当性や臨床的な根拠を重視しており、広告収益が内容の評価に影響することはありません。

美容クリニックに来る50〜60代男性が増えています

ポイント
50〜60代男性の美容医療ニーズは増えている
仕事、家族行事、見た目の印象などをきっかけに、シミやたるみを相談する男性は珍しくなくなっています。
シミ・脂漏性角化症・たるみには治療の選択肢がある
老人性色素斑にはレーザー、盛り上がったシミ(脂漏性角化症)には炭酸ガスレーザー、たるみにはHIFUなどが選択肢になります。
ただし、治療には時間・費用・ダウンタイムがかかる
美容医療で改善できる悩みはありますが、若いうちから日焼け止めを習慣にしていれば、防げた変化も少なくありません。

週末に美容クリニックでも診療していると、最近は50〜60代の男性が受診されることが珍しくなくなってきました。

動機はさまざまです。「まだ仕事で人前に出るので、顔のシミが気になってきた」という方もいれば、「娘の結婚式を前に、みっともないシミをなんとかしたい」という方もいます。

こういった方々に対して、医療の現場では対応することができます。

**老人性色素斑(いわゆるシミ)**に対しては、YAGレーザー・ルビーレーザー・ピコレーザーなどを使った治療が有効です。ただし、照射後には一定期間の色素沈着(炎症後色素沈着)が起きるため、ダウンタイムが数週間〜数ヶ月かかることもあります。費用も1回2,3万円程度から、複数回必要なケースがあります。

脂漏性角化症(老人性疣贅)——いわゆる「盛り上がったシミ」——には、炭酸ガスレーザーによるアブレーション(蒸散)が効果的です。こちらも同様に、術後の色素沈着やダウンタイムを考えると、それなりの時間とコストがかかります。

たるみについては、HIFU(高密度焦点式超音波)が一時的な引き締め効果として選択肢になります。

もちろん、これらの治療を受けてよかったという方はたくさんいらっしゃいます。ただし——若いうちに日焼け止めを習慣にしていれば、そのコストも時間も、相当部分は不要だったかもしれない、とも思います。

治療よりも予防のほうが、安くて確実です。

若い時の日焼けは悪くない。でも将来の「見た目」も少しくらい考えておく価値がある

ポイント
若い時の日焼けそのものを、過度に悪く捉える必要はない
屋外で活動して日焼けすることは自然なことです。大切なのは、将来の見た目も少し意識しておくことです。
シミ・くすみ・たるみなどの見た目の差は、紫外線ダメージの積み重ねで出てくる
若いうちは目立ちにくくても、40〜50代になると日焼け習慣や日焼け止め習慣の差が見た目に表れやすくなります。
男性の日焼け止めは、「絶対焼きたくない」より「なんとなく塗っておく」で十分
強い美容意識がなくても、軽い予防習慣として取り入れるだけで、将来の見た目をある程度コントロールしやすくなります。

誤解のないようにお伝えしたいのですが、若い時の日焼けが「悪い」とは思っていません。

屋外でスポーツをする、海や山で汗を流す——そこで日に焼けるのは、活動的な男性としてごく自然なことです。私自身、あの時間に後悔はありません。

ただ、「将来の見た目をある程度コントロールする」という発想を、もう少し早く持っておけばよかったと感じています。

肌の老化原因の約8割は光老化(紫外線ダメージの蓄積)によるものと言われています。シワ・シミ・くすみ・たるみ——これらの多くは、日々少しずつ積み上がった紫外線ダメージが「ある日突然」表面に出てきたものです。

若いうちは出にくいので気づかない。でも40〜50代になったとき、同い年なのに見た目の差が出てくる。その差の多くは、日焼けの習慣・日焼け止めを使う習慣があったかどうかの積み重ねだったりします。

「絶対焼きたくない」という女性のような強い動機は必要ありません。「なんとなく塗っておく」という軽い気持ちで十分です。

男性が日焼け止めを続けられない本当の理由

ポイント
男性が日焼け止めを続けられない理由は「使いたくない」より「使いにくい」
ベタつき、白浮き、におい、落とす手間などがあると、毎日の習慣として続けにくくなります。
男性の肌には、男性向けに設計された日焼け止めが合いやすい
皮脂分泌量が多く、汗もかきやすいため、女性向けの高機能日焼け止めがそのまま快適とは限りません。
続けるには、性能よりも「毎日使える快適さ」が重要
高機能でも不快で続かないものより、さらっと使えて毎日塗れるものを選ぶ方が、紫外線対策としては現実的です。

では、なぜ続かないのか。

「使いたくない」というより「使いにくい」のだと思います。僕もそうでした。

  • 塗るとベタベタして不快
  • 白浮きして顔色がおかしくなる
  • においが「日焼け止め感」で気になる
  • 洗い落とすのが面倒

これは正直、よくわかります。女性向けに設計された日焼け止めを使って、そのまま男性も使えるかというと、必ずしもそうではありません。

男性は女性に比べて皮脂分泌量が多く、汗もかきやすいです。テクスチャーの好みも根本的に違います。「奥さんが使っている高い日焼け止めを使えばいいか」と思うこともあるかもしれませんが、男性の肌には男性の肌に合った設計のものを選んだほうが、続けやすく効果的です。

男性が選ぶべき日焼け止めの3条件

ポイント
さらっとしたテクスチャーを選ぶ
クリームタイプよりも、ジェルタイプやエッセンスタイプの方が油膜感が少なく、男性でも使い続けやすい傾向があります。
白浮きしないものを選ぶ
顔色が不自然に見えると続けにくくなります。近年は、白浮きしにくい日焼け止めも増えています。
洗顔だけで落とせるものを選ぶ
クレンジングが必要だと朝のルーティンに組み込みにくくなります。洗顔で落とせる設計の方が習慣化しやすいです。

使いやすさを最優先するなら、この3点を押さえた製品を選ぶことをおすすめします。

1. さらっとしたテクスチャー(ジェルタイプが理想 クリームタイプは塗った後の油膜感が不快に感じやすく、ジェルタイプやエッセンスタイプのほうが肌にすっとなじんで快適です。

2. 白浮きしない 白く浮いてしまうと、鏡を見るたびに違和感を感じて続けられなくなります。近年は技術の進歩で、白浮きしにくい製品が格段に増えています。

3. 洗顔だけで落とせる クレンジングが必要だと、朝のルーティンに組み込むハードルが上がります。洗顔だけで落とせる設計の製品を選ぶと、習慣にしやすくなります。

SPFについては「強いに越したことはない」のですが、それより毎日塗り続けられることのほうが重要です。SPF30を毎日塗るほうが、SPF50+でも続かないよりずっと効果的です。

Dr.オーラ
Dr.オーラ

継続は力なり!!
では、継続しやすい商品をピックアップしてみました。
是非、参考にしてみてください。

おすすめ日焼け止め3選|「まずこれ試してみて」という観点で厳選

ビオレUV オルビス ミスター Holo Bell
価格 〜1,000円 1,980円 2,200円
SPF/PA SPF50+/PA++++ SPF50+/PA++++ SPF50+/PA++++
テクスチャー みずみずしいジェル サラサラジェル さらさらクリーム
吸収剤フリー
ケミカル

ケミカル

ノンケミカル
洗顔で落とせる
口コミ数 2,800件超 発売間もないが高評価 公式のみ(少数)
こんな人に まず試したい人 テカり・皮脂が気になる人 成分・肌の優しさ重視

① ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス|まず試すならこれ一本

こんな人におすすめ:日焼け止め初心者/コスパ重視/ドラッグストアで気軽に試したい

SPF50+・PA++++の最高スペックを持ちながら、価格は1,000円以下。@cosmeでの口コミ数は2,800件超と、男女問わず圧倒的な実績を持つ定番製品です。

テクスチャーはジェルのようなみずみずしさで、塗った後にサラサラと乾きます。「白浮きしない」「ベタつかない」という口コミが非常に多く、日焼け止めに苦手意識がある男性でも使い続けやすいと思います。

花王独自の「ミクロディフェンス処方」により、肌のミクロな凹凸まで均一に塗れるため、塗りムラが出にくいという特徴もあります。スーパーウォータープルーフ設計でありながら、石けんで落とせる実用性も◎

Dr.オーラ
Dr.オーラ

ヒアルロン酸・ローヤルゼリーエキスなどの保湿成分も配合されており、成分的にバランスが取れています。「とにかく始めてみたい」という男性に、最初に渡したい一本です。一点だけ、顔に使うと目にしみると感じる方もいるようです。気になる場合は体用として使い、顔には別の製品を検討してみてください。

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② オルビス ミスター ドライタッチ UVジェル|「テカりが気になる」なら迷わずこれ

こんな人におすすめ:皮脂が多い・テカりやすい/仕事でも清潔感をキープしたい/男性向けに設計されたものを選びたい

累計販売数480万個超のオルビス ミスターブランドから、2025年2月に登場したメンズ専用日焼け止めです。

最大の特徴は「塗るあぶらとり紙」という発想。皮脂吸着パウダーを配合することで、塗った後に肌がむしろサラサラになるという逆転の発想で設計されています。少ないオイルで高いUVカット力を実現する独自技術で、SPF50+・PA++++を確保しながら、べたつきを徹底排除しています。

口コミでは「白浮きしない」「無香料で日焼け止め特有のにおいが気にならない」という評価が目立ちます。

Dr.オーラ
Dr.オーラ

男性の肌特性(皮脂が多く水分が少ない)を真剣に考えて設計された製品だと思います。ビタミンC誘導体(アスコルビルグルコシド)も配合されており、シミ予防と使い心地の両立という面で完成度が高い。乾燥肌の方はつっぱり感を覚えることがあるため、保湿ケアとセットで使うのがおすすめです。

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▶︎オルビス公式サイトはこちら(上の画像をクリニック)

③ Holo Bell プロテクト保湿UV|肌への優しさと成分の両方にこだわりたい人へ

こんな人におすすめ:紫外線吸収剤が気になる・敏感肌気味/スキンケア効果も同時に得たい/少し特別感のある製品を使いたい

神奈川大学との共同開発技術「三相乳化技術」を用いた、メンズ向けブランドHolo Bell(ホロベル)の日焼け止めです。

最大の特徴は紫外線吸収剤フリーでSPF50+・PA++++を実現している点。通常、吸収剤を使わずにこの数値を出すことは容易ではありませんが、独自の乳化技術で白浮きなし・さらさらな使い心地を実現しています。パラベン・香料・着色料・鉱物油・アルコール・グリセリン・界面活性剤など8種の添加物不使用という設計も、肌への配慮を重視したものです。

成分面では、ナイアシンアミド・セラミド3種・レチノールパルミテート・複数種のヒアルロン酸・フランス海岸松樹皮エキス(フラバンジェノール)が配合されており、UV防御とエイジングケアを同時に意識した構成になっています。

汗で落ちにくいW/O処方でありながら、洗顔だけで落とせる設計も実用的です。

Dr.オーラ
Dr.オーラ

成分の充実度という観点では、2,200円という価格帯で提供されている製品として注目に値します。口コミ数はまだ少ない段階ですが、成分構成は医師として自信を持っておすすめできます。「成分を見て選びたい」という方に向いています。

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結局、どれを選べばいいか

ポイント
迷ったら、まずはビオレUVからで十分
価格、入手しやすさ、使い心地のバランスがよく、日焼け止め習慣を始める最初の1本として選びやすい製品です。
皮脂やテカリが気になるなら、オルビス ミスターが使いやすい
男性の肌向けに設計されており、仕事の場でも使いやすいさらっとした使用感が魅力です。
成分やスキンケア効果まで重視するなら、Holo Bellも選択肢
紫外線吸収剤が合わない方や、保湿・スキンケアも同時に考えたい方には検討しやすい製品です。

迷ったらビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンスから始めてください。

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価格・入手しやすさ・使い心地のバランスが良く、続けやすいのが最大の理由です。日焼け止めは「いいものを一回塗る」より「ふつうのものを毎日塗り続ける」ほうが、はるかに意味があります。

皮脂が多く、塗った後のテカりが気になる方や、仕事の場でも使いたいという方はオルビス ミスター ドライタッチ UVジェルが現時点での一押しです。男性の肌のためにゼロから設計された製品で、使い心地の満足度が高い。

「紫外線吸収剤が肌に合わない」「成分にこだわって選びたい」という方にはHolo Bell プロテクト保湿UVを。スキンケアとUVケアを同時に行う発想で作られており、成分的な完成度は群を抜いています

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日焼け止めを選ぶ際に「コスパ」も気になると思います。含有成分の条件でコストは大きく変わります。

条件ごとにそれくらい価格が上がるのか?その費用感とコスパの良い商品はどれなのか調べてみた記事がこちらです

塗り方のポイント

日焼け止めは「塗った気になる」では効果が出ません。適切な量を均一に塗ることが重要です。

  • 顔全体に使う場合は、パール粒1〜2個分(約0.5〜1g)が目安
  • 額・両頬・鼻・あごの5点に分けて置いてから、顔の中心から外側に広げる
  • 耳の後ろや首筋も忘れずに
  • 汗をかいた後はタオルで軽く押さえ、必要に応じて塗り直す

屋外での長時間活動がない日でも、朝1回しっかり塗るだけで十分な効果があります。

まとめ

私自身も、40代になって若いころの紫外線ダメージを少し感じています。

美容クリニックでは、50〜60代になってシミやたるみを気にして受診される男性が増えています。治療することは可能ですが、その手間とコストを思うと、若いうちの習慣がいかに大切かを実感します。

「絶対に焼きたくない」という強い動機は不要です。「なんとなく塗っておく」という軽い気持ちで、洗顔後のルーティンに一本加えてみてください。

10〜20年後の自分が、きっと少し感謝するはずです


この記事は形成外科・美容医療を専門とする医師が、自身の経験をもとに執筆しています。個人差があるため、肌トラブルが生じた場合は使用を中止し、皮膚科にご相談ください。

👨‍⚕️ この記事の監修者

✍️ この記事を書いた人

Dr.オーラ

Dr.オーラ

形成外科専門医(日本形成外科学会)|臨床経験15年以上

大学病院で形成外科・再建外科医として勤務。大学病院以外にも美容皮膚科やAGAクリニックでの臨床経験も豊富。外科医は「すぐに効果が出る」治療を優先しがちですが、それが患者さんにとって「最適な治療」とは限りません。「日常からできること」を外来で話すには時間が足りません。形成外科のこと・美容医療・スキンケア・AGAなど、外来で話しきれない医学的な本音を科学的根拠にもとづいて発信。商業バイアスなく、読者が自分で判断できる情報を届けることをモットーとしています。

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